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シーズーの性格は本当に穏やか?気が強い・頑固・吠える本音まとめ

シーズー

シーズーの性格に興味を持って調べ始めたあなたは、きっとこんな疑問を抱えているのではないでしょうか。

「穏やかで飼いやすいと聞いたけれど、気が強いとか吠えるとかいう話もある。いったいどちらが本当なの?」と。

実はこの疑問、どちらも正解です。

シーズーは確かに穏やかで愛情深い犬ですが、同時に頑固でマイペース、おとなしいかと思えば吠えることもある、という二面性を持っています。

この二面性を事前に知らずに迎えてしまうと、「思っていたのと違う」と感じる原因になります。

この記事では、シーズーの性格の本音をできる限りフラットにお伝えします。

気が強い理由の歴史的背景から、オスとメスの性格の違い、そしてシーズーと幸せに暮らせる人の条件まで、飼う前に知っておくべきことを網羅しました。

この記事を読むとわかること

  • シーズーが「穏やか」と「気が強い」の両方に評価される本当の理由
  • 吠えるシーズーと吠えないシーズーの決定的な違い
  • オスとメスで性格がどのように異なるのか
  • シーズーとの暮らしに向いている人・向いていない人の条件

シーズーの性格、「穏やか」は半分しか本当じゃない

シーズーの性格を一言で表すなら、「甘えん坊だけど、自分のルールは曲げない」が最も近い表現です。

穏やかさと頑固さは矛盾しているようで、シーズーの中では完全に共存しています。

まずはその構造を理解することから始めましょう。

おとなしいどころか…「気が強い」と感じる場面ってどんな時?

シーズーが「気が強い」と感じさせる瞬間は、たいてい日常のケアの場面です。

爪切りが嫌いで暴れる、ブラッシングを嫌がって逃げ回る、足を拭こうとしたら唸る——こういった経験をした飼い主は少なくありません。

「気が強さ」の正体は歴史にある

この気の強さは、シーズーの歴史的ルーツと深く関わっています。

シーズーはチベットの寺院で守護犬として飼育されていたラサ・アプソと、中国皇室で皇帝の寵愛を受けたペキニーズを掛け合わせて誕生した犬種とされています。

名前の「シーズー(Shih Tzu)」は中国語で「獅子(ライオン)」を意味し、宮廷の中で神聖な存在として扱われてきた歴史を持ちます。

つまり、シーズーは何百年もの間、牧羊犬や猟犬のように「人間の複雑な指示に完璧に従う」という役割を担ってきた犬ではありません。

ただそこにいて、寵愛される——それだけを目的として生きてきた犬種です。

この歴史が、「人間の指示に無条件で服従する」という概念が希薄なシーズーの気質を形成したと考えられています。

気が強いのは欠陥ではなく、「ライオンの血を引く宮廷犬」としての矜持なのです。

それを踏まえると、少し見方が変わってくるのではないでしょうか。

「おとなしい」と評価されるシーズーとの違い

同じシーズーでも「うちの子は全然吠えないし、おとなしいですよ」という飼い主も多くいます。

この差はどこから生まれるのでしょうか。

おとなしいと評価されるシーズーに共通しているのは、飼い主が適切に主導権を持ち、シーズーの自立心を尊重しながらも一貫したルールの中で育てているという点です。

「嫌なことでも、飼い主が落ち着いていれば大丈夫」と学習したシーズーは、本来の穏やかな気質を発揮します。

逆に、シーズーのわがままに毎回応じてしまうと、「自分の要求はすべて通る」と学習してしまいます。

頑固でわがまま、「性格悪い」と検索してしまった人へ

「シーズー 性格 悪い」というキーワードで検索した経験がある方、実はかなり多いんです。

そしてその多くは、すでにシーズーを飼っていて「なんでこんなに言うことを聞かないんだろう」と悩んでいる飼い主です。

「性格が悪い」は本当に犬のせいなのか

結論から言うと、シーズーの「性格が悪い」と評されるケースの大半は、犬自身の生来の気質に問題があるわけではありません。

飼い主の接し方——具体的には、一貫性のないしつけや過保護な対応——がシーズーの頑固さを引き出してしまっている場合がほとんどです。

シーズーは賢い犬です。

人間の言葉のニュアンスや感情の変化を敏感に感じ取る能力を持っています。

その賢さゆえに、「この飼い主は押せば折れる」と学習するのも早い。

可愛いからとおやつを与え続けたり、噛んでも笑って許したりしていると、シーズーの中で「自分がルールを作れる」という認識が固まっていきます。

「性格が悪いシーズー」の多くは、悪意があるわけではなく、学習の結果そうなってしまったのです。

しつけを成功させるための具体的な3原則

原則具体的な行動避けるべきこと
① 一貫性を持つNGなことは毎回NGと伝える気分によってOKとNGを変える
② ポジティブ強化できた時に必ず褒める・おやつを与える叱責・体罰(逆効果になる)
③ 要求には応じない吠えや要求には無視を徹底するうるさいからと折れて応じる

シーズーのしつけは「叱って直す」のではなく「正しい行動を引き出して褒める」のが鉄則です。

体罰や怒鳴り声は、シーズーの信頼を損なうだけで、問題行動の改善には繋がりません。

シーズーが吠える本当の理由|「静かな犬」はどこへ行った?

「シーズーは無駄吠えが少ない」という評判を信じて迎えたら、思ったより吠える——こういうケースは珍しくありません。

では、シーズーはなぜ吠えるのでしょうか。

シーズーが吠える5つの理由

吠えの種類典型的な場面対処法
①要求吠えおやつ、遊び、抱っこを求める時要求に応じず完全無視を徹底する
②警戒吠えチャイム、来客、散歩中の他犬「お座り・待て」でクールダウンさせる
③分離不安長時間のお留守番中安心できる環境づくりと段階的な練習
④ストレス運動不足、刺激不足の時適度な散歩と遊びの時間の確保
⑤体調不良痛みや不快感がある時様子を観察し、必要なら動物病院へ

シーズーの声質は、チワワのような甲高い声ではなく、ややこもった声です。

そのため、集合住宅での騒音トラブルになりにくいというメリットはあります。

ただ、要求吠えに毎回応じていると、吠えが習慣として定着してしまいます。

吠えのコントロールで最も重要なのは、初期段階で「吠えても意味がない」とシーズー自身に学習させることです。

一度習慣化してしまうと修正が難しくなるため、子犬期からの対応が肝心です。

また、警戒吠えはシーズーのルーツであるラサ・アプソの「守護犬」としての気質が出ているものです。

頭ごなしに叱ることは逆効果で、飼い主が毅然とした態度で「問題ない」と示し続けることで落ち着いていきます。

それでもシーズーが愛される理由、正直に言います

ここまでシーズーの気の強さや頑固さについてお伝えしてきましたが、それでも毎年多くの人がシーズーを選ぶのには、それを上回るだけの魅力があるからです。

フラットな視点でお伝えします。

飼い主にとことん寄り添う…シーズーの愛情深さは本物です

シーズーの最大の魅力は、その圧倒的な「人間への同調能力」にあります。

単に人懐っこいということではなく、飼い主の感情を察知して寄り添う、という点がシーズーを特別な存在にしています。

愛情を注がれたシーズーが見せる行動

飼い主が落ち込んでいる時、シーズーは静かに足元や膝の上に寄り添います。

嬉しい時にはしっぽを大きく振り、安心している時は目を細めて穏やかな表情を見せます。

「犬なのに、なぜか気持ちをわかってくれている気がする」という飼い主の感想は、決して錯覚ではありません。

シーズーは人間の言葉そのものよりも、声のトーンや表情、雰囲気の変化を読み取る能力に長けています。

この繊細なコミュニケーション能力こそが、「シーズーといると癒される」という多くの飼い主の声につながっています。

一人で過ごす時間が多い方、精神的に支えを求めている方にとって、シーズーは最高のパートナーになり得る犬種です。

他の小型犬との比較で見えるシーズーの強み

犬種運動量吠えやすさスキンシップ平均寿命
シーズー少ない少ない〜中程度大好き13〜15年
チワワ少ない多い(警戒吠え)個体差が大きい13〜15年
トイプードル多い中程度好き12〜15年
柴犬(小型)多い警戒吠えありあまり好まない個体も多い12〜15年

「運動をあまり必要とせず、騒がしくなく、常に飼い主と密なスキンシップを楽しみたい」という条件を満たす小型犬として、シーズーは非常に高いポジションにいます。

マンション・一人暮らしでも飼いやすい、意外な理由

シーズーがマンションや集合住宅での飼育に向いているのは、単に「小さいから」ではありません。

いくつかの物理的・行動的な特性が、都市部の住環境に非常によくマッチしています。

シーズーの基本スペック

項目データ
体重4.5〜7.5kg(AKC基準)
体高25〜28cm
必要な散歩時間1日2回、各10〜15分程度
1日の睡眠時間12〜16時間以上(非常に睡眠好き)
吠え声の特徴こもった声質・甲高くない
平均寿命13〜15年(平均約13.8歳)

1日12〜16時間以上眠るというのはかなり驚きの数字ですが、これはシーズーが基本的に「のんびり過ごすことを好む」犬種であることを示しています。

ソファでうとうとしていることも多く、家の中で暴れ回るようなことは少ないです。

ただし、一人暮らしでの飼育については正直にお伝えしておきます。

長時間の外出が日常的に続く環境は、シーズーにとって大きなストレスになります。

シーズーは本質的に家族との絆を重視する犬種であり、孤独が続くと分離不安から吠えや問題行動が出やすくなります。

在宅時間が長い方、またはペットシッターや家族の協力が得られる一人暮らしの方に向いている犬種です。

シーズーのオスとメス、正直どっちが飼いやすい?

シーズーを迎える前に「オスとメス、どちらにしようか」と迷う方は多いです。

性格の傾向に違いがあるのは事実で、生活スタイルによって相性が変わることもあります。

比較項目オスメス
全体的な気質甘えん坊・元気自立心が強い・落ち着きがある
飼い主への依存高い(常に視界に入りたがる)適度(自分のペースを大切にする)
吠えの傾向要求吠えが出やすい警戒吠えが出やすい
精神的成熟遅め(子犬らしさが長く続く)早め(しっかりしている印象)
スキンシップ積極的に求める気分次第・気まぐれ

オスのシーズーは甘えん坊すぎて大変?愛情深い分だけ手もかかる

オスのシーズーは、精神的な成熟がゆっくりで、いつまでも子犬のような無邪気さを保ちます。

飼い主にベタベタと甘え、常に傍にいたがる傾向があります。

「愛犬にいつも必要とされたい」という方にとっては最高の相棒です。

一方で、この依存心の高さが「要求吠え」や「分離不安」として出やすいという側面もあります。

飼い主が出かける際に鳴き続ける、留守番中に問題行動を起こす——といったことが起きやすいのがオスの特徴です。

常に愛犬から求められ、密接なスキンシップを通じて関係を築きたい方には、オスのシーズーが向いています。

ただし、留守番トレーニングには子犬期から時間をかける必要があることは覚えておきましょう。

メスのシーズーは気まぐれで自立心が強め…でもそれが魅力でもある

メスのシーズーはオスと比べると、精神的な成熟が早く、自分のペースを持っています。

常にベタベタと甘えてくるわけではなく、「今は一人でいたい」という雰囲気を出すこともあります。

猫に似た感覚、と言われることもあります。

この自立心の高さは観察眼の鋭さとも結びついており、来客やインターホンの音など、外部からの刺激への反応が素早い傾向があります。

オスより「警戒吠え」が出やすいのはそのためです。

社会化期(生後3〜12週間頃)にさまざまな音や環境に慣らすトレーニングが、メスには特に重要です。

適度な距離感の中で、静かに時間を共有したい方にはメスのシーズーが向いています。

気まぐれさも、慣れてくると「今日は甘えてくれている」という特別感に変わっていきます。

シーズーと幸せに暮らせる人・そうでない人の違い

ここまでシーズーの本音をお伝えしてきました。

最後に、シーズーとの暮らしが合う人・合わない人の条件を整理します。

この確認が、後悔のない選択につながります。

こんな生活スタイルの人に、シーズーは向いています

シーズーとの暮らしが合う人には、いくつかの共通点があります。

条件理由
在宅時間が長い・インドア派シーズーは家族と過ごす時間を最も重視する。孤独に弱い
毎日のケアを楽しめる被毛・目・耳・口周りの日々のケアが必須。苦にならない人向き
頑固さを受け入れられるマイペースな性格を個性として楽しめる人が向いている
室内環境の管理ができる短頭種のため暑さに非常に弱い。24時間のエアコン管理が必要
犬初心者・高齢の飼い主必要な運動量が少なく、体力的な負担が小さい。パニックを起こしにくい気質

特に注目してほしいのが「室内環境の管理」です。

シーズーは短頭種のため気道が狭く、パンティング(呼吸で体温調節すること)が苦手です。

夏の暑さや湿気が致命的なリスクになります。

留守番中も含めて、室内温度の管理を徹底できる環境かどうかは、飼う前に真剣に考えてほしいポイントです。

環境省のペット飼育ガイドラインでも、ペットの適切な飼育環境の整備は飼い主の責任として明記されています。

シーズーを迎える前に、毎日のケアをシミュレーションしてほしい

「抜け毛が少ない」という情報だけを見てシーズーを迎えると、最初の試練が待っています。

確かに抜け毛は少ないのですが、その被毛は無限に伸び続けます。

適切なケアを怠ると、被毛はフェルト状に絡まり、皮膚炎を引き起こし、強い体臭の原因になります。

シーズーの日々のケア一覧

ケアの内容頻度怠った場合のリスク
ブラッシング毎日(理想)〜週数回毛玉・皮膚炎・強い体臭
目元の涙やけケア毎日被毛の変色・細菌繁殖・悪臭
口周りの洗浄食後ごと口臭・被毛の汚れ・皮膚トラブル
耳のケア週1回程度外耳炎(垂れ耳で通気性が悪いため)
トリミング1〜2ヶ月に1回被毛管理不能・皮膚疾患リスク増大

「シーズーが気持ち悪い」「においがする」というネガティブな感想の多くは、このケア不足から来ています。

シーズー自体に問題があるのではなく、長毛・短頭種という特性に対して適切なケアが追いついていないだけです。

シーズーがかかりやすい疾患についても正直にお伝えしておきます。

眼球が突出しているため角膜炎や白内障のリスクがあること、短頭種特有の呼吸器系疾患(軟口蓋過長症など)のリスクがあること、そして皮膚炎や肥満に由来する椎間板ヘルニアのリスクがあることは、飼う前に把握しておきましょう。

「かわいいから」だけで迎えると、ケアの労力と医療費に驚くことになります。

それを知った上で「それでも飼いたい」と思えるかどうかが、後悔しないための分岐点です。

なお、シーズーの病気リスクや年間の医療費については、アニコム損保「家庭どうぶつ白書」のシーズー詳細ページでも実態データが公開されています。飼育を検討する際の参考にしてください。

シーズーの性格について知っておくべきこと、全部まとめました

  • シーズーの名前の由来は中国語で「獅子(ライオン)」を意味し、宮廷犬としての歴史が穏やかさと頑固さの二面性を生んだ
  • 「気が強い」「頑固」はシーズーの欠陥ではなく、使役犬ではなく愛玩犬として生きてきた歴史的背景によるもの
  • 「性格が悪い」と感じられるケースの多くは、飼い主の一貫性のないしつけや過保護な対応が原因となっている
  • 吠えの種類は要求・警戒・分離不安・ストレス・体調不良の5種類で、それぞれ対処法が異なる
  • 飼い主の感情を察知して寄り添う「同調能力」の高さが、多くの飼い主がシーズーを選ぶ最大の理由のひとつ
  • 体重4.5〜7.5kg、1日の散歩は10〜15分×2回で十分で、マンションでの飼育適性は非常に高い
  • オスは甘えん坊で要求吠えが出やすく、メスは自立心が強く警戒吠えが出やすい傾向がある
  • 在宅時間が長い・ケアを楽しめる・頑固さを受け入れられる人がシーズーとの暮らしに向いている
  • 短頭種のため夏の暑さが致命的なリスクになる。24時間のエアコン管理は飼育の必須条件
  • 被毛のケアは毎日のブラッシング、涙やけ・口周りの拭き取り、1〜2ヶ月に1回のトリミングが必要
  • 「においがする」「気持ち悪い」という評価はほぼすべてケア不足に起因しており、シーズー固有の欠陥ではない
  • かかりやすい病気は眼疾患・呼吸器系疾患・皮膚炎・肥満由来の関節疾患で、事前知識が重要
  • 平均寿命は13〜15年(平均約13.8歳)で、長期的なパートナーとして迎える覚悟が問われる

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