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柴犬の寿命は何歳?長生きの秘訣と知っておくべき現実

柴犬

柴犬を家族に迎えたいと考えているあなた、あるいは既に一緒に暮らしているあなたにとって、愛犬があと何年一緒にいられるかは切実な問題です。

柴犬の寿命は一般的に12歳から15歳と言われていますが、実はこの数字には大きな幅があります。

飼育環境や健康管理の違いで、2年、3年、場合によっては5年以上も寿命が変わってしまうのです。

柴犬の寿命についてインターネットで調べると、平均寿命やギネス記録、18歳まで生きた事例、外飼いと室内飼いの差、10歳や16歳という節目の年齢、そして中央値など、さまざまな情報が飛び交っています。

しかし本当に知るべきなのは、単なる数字ではなく、その寿命を全うさせるために飼い主がすべきこと、そして避けるべき落とし穴です。

この記事では、柴犬の寿命に関する最新のデータと科学的根拠に基づいて、長生きの秘訣と知っておくべき厳しい現実を包み隠さずお伝えします。

愛犬に少しでも長く、そして健康に生きてもらうために、今日からできることを一緒に考えていきましょう。

  • 柴犬の平均寿命と中央値の違い、そして実際の長寿記録
  • 柴犬が他の犬種より長生きできる遺伝的な理由
  • 外飼いや肥満など、寿命を縮める3つの落とし穴
  • 16歳、18歳を目指すための具体的な健康管理の方法

柴犬の寿命は何歳?平均寿命と現実のデータ

項目データ備考
平均寿命14.6〜14.8歳全犬種平均14.2歳を上回る
中央値15.7歳半数以上がこの年齢を超える
ギネス記録26歳248日柴犬ミックス「プースケ」
外飼い平均12〜14歳室内飼いより2〜4年短い
室内飼い平均14〜16歳以上適切な管理で18歳超えも可能

一般的な柴犬の平均寿命

柴犬の平均寿命について、アニコム損保が発行する「家庭どうぶつ白書2024」などの最新統計データによると、柴犬の平均寿命は14.6歳から14.8歳とされています。

これは全犬種の平均寿命14.2歳を上回る数値です。

しかし、ここで重要なのは平均値だけを見ていては実態を見誤るということです。

平均寿命は、若齢での事故死や先天性疾患による早期死亡の影響を受けやすいため、成犬まで健康に育った柴犬が実際に何歳まで生きられるかを示す指標としては不十分な面があります。

中央値が示す本当の寿命

そこで注目すべきなのが「中央値」という指標です。

獣医学術論文における詳細な解析によると、柴犬の寿命の中央値は15.7歳に達することが明らかになっています。

これは調査対象となった犬種の中で最も高い数値の一つであり、柴犬の半数以上が15.7歳を超えて生存するという事実を意味しています。

つまり、適切な飼育環境と健康管理を行えば、16歳、17歳まで生きることは決して珍しいことではないのです。

この中央値15.7歳こそが、柴犬の飼い主が目指すべき第一の長寿マイルストーンと言えるでしょう。

オスとメスで寿命に差はあるのか

人間の統計では女性の方が長生きという傾向がありますが、犬の場合はどうでしょうか。

大規模なデータ解析によると、全犬種を対象とした調査において、オスの平均寿命は13.6歳、メスは13.5歳で、その差はわずか0.1歳と統計的に有意な差は認められていません。

かつては未去勢のオスが脱走や喧嘩による外傷リスクが高かったため、メスの方が長生きという印象を持たれていました。

しかし、去勢・避妊手術が普及し、室内飼育が一般化した現代においては、性別による寿命の差は事実上消失していると考えられます。

むしろ、生殖器系疾患の予防手術を受けているかどうかが、個体ごとの寿命を左右する重要な要因となっています。

柴犬の寿命は他の犬種より長い?短い?

柴犬の寿命を他の犬種と比較すると、その長寿性能の高さが際立ちます。

一般的に犬の寿命は身体サイズと逆相関し、小型犬ほど長生きし、大型犬ほど短命である傾向があります。

柴犬は体重8kgから11kg程度の中型犬に分類されますが、その寿命は体重が半分以下の超小型犬に匹敵します。

犬種カテゴリ代表犬種平均寿命特徴
中型犬(日本犬)柴犬14.6〜15.7歳同サイズ帯で最高水準
超小型犬トイ・プードル15.2〜15.3歳全犬種中1位の常連
超小型犬チワワ13.8歳小さいが柴犬より短い
雑種(10kg未満)ミックス14.6歳雑種強勢により柴犬と同等
大型犬ゴールデン・レトリーバー11.0歳サイズ要因による急速な老化

この比較から分かるように、柴犬は中型犬の体格を持ちながら、超小型犬並みの長寿性能を持つ稀有な犬種です。

なぜこのようなことが可能なのか、その理由は柴犬が人為的な交配による極端な体型変化を受けておらず、自然淘汰に近い形で生き残ってきた狼に近い形状を維持していることに起因すると考えられています。

柴犬は本当に短命なのか

一部で「柴犬 寿命 短い」という検索がされることがありますが、これは誤解です。

上記の表からも明らかなように、柴犬は全犬種の中でも長寿な部類に入ります。

この誤解が生まれる理由として、以下のようなケースが考えられます。

  • 外飼いによって寿命が短くなった個体を見て判断している
  • 超小型犬の飼い主が、柴犬の寿命を比較して短いと感じている
  • 適切な健康管理を受けられなかった個体の事例

正しい知識と適切な飼育環境があれば、柴犬は十分に長生きできる犬種なのです。

実際に何歳まで生きた柴犬がいるのか

柴犬の長寿ポテンシャルを証明する上で、実際の長寿記録は非常に重要な意味を持ちます。

これらの記録は、柴犬が潜在的に到達可能な生物学的限界を示唆しています。

ギネス記録26歳のプースケ

世界で最も長生きした犬の一頭として公式に記録されているのが、日本の栃木県で飼育されていた柴犬ミックスの「プースケ」です。

プースケは1985年4月1日生まれで、2011年12月5日に26歳248日という驚異的な年齢で天寿を全うしました。

プースケは2010年12月にギネス世界記録により「存命中の世界最高齢の犬」として認定されました。

人間の年齢に換算すると125歳を優に超える年齢ですが、特筆すべきはその死の直前まで自力で活動していたという「健康寿命」の長さです。

記録によると、プースケは亡くなる当日の朝まで飼い主と共に散歩をしており、朝食を拒否してからわずか数時間後、飼い主の帰宅を待つようにして老衰で息を引き取ったとされています。

18歳超えの事例と「かぼすちゃん」

プースケは例外的な存在ですが、現代の獣医療と飼育環境において、18歳を超える柴犬はもはや奇跡ではなく、十分に達成可能な目標となりつつあります。

著名な事例として、インターネット・ミーム「Doge」のモデルとなった柴犬「かぼすちゃん」が挙げられます。

2005年生まれのかぼすちゃんは、白血病や肝臓疾患を抱えながらも高度なケアの下で17歳を超えて生存し、2024年5月に18歳でその生涯を閉じました。

世界中から愛された柴犬として、病気と闘いながらも長生きした姿は、多くの飼い主に希望を与えました。

20歳超えは現実的なのか

20歳を超える事例は統計的には極めて稀ですが、プースケ以外にも非公式ながら20代に到達した柴犬の報告は散見されます。

これは柴犬の遺伝子に20年以上の耐久性がプログラムされていることを示唆しています。

SNSやコミュニティサイトでは「17.5歳の柴犬」や「18歳を目指す」といった投稿が多く見られ、腎臓ケアや認知症ケアを行いながら18歳の壁に挑む飼い主が増加しています。

適切な管理と少しの幸運があれば、20歳という節目も決して不可能ではないのです。

柴犬が長生きする理由…丈夫な体と遺伝的強み

長寿の要因詳細
オオカミに近い遺伝子基底犬種として野生の強さを保持
過度な品種改良なし極端な体型変化による健康被害がない
バランスの取れた体型骨格や内臓への負担が少ない
遺伝的多様性特定の遺伝性疾患が少ない
日本の環境への適応気候と食事に最適化された代謝

柴犬の体が病気に強い理由

なぜ柴犬は中型犬でありながら、これほどの長寿能力を持っているのでしょうか。

その答えは、彼らの遺伝子に刻まれた歴史にあります。

オオカミに近い「基底犬種」としての強さ

近年のイヌゲノム解析の研究により、柴犬は世界中の犬種の中で「最もオオカミに近い遺伝子を持つ犬種」の一つであることが科学的に証明されています。

これは「基底犬種」または「古代犬種」と呼ばれ、野生の生命力を色濃く残している証です。

多くの西洋犬種が19世紀以降に特定の外見を作るために極端な近親交配を繰り返したのに対し、柴犬は古代から日本の風土に自然淘汰される形で生存してきました。

このため、生命力に直結する基本的な身体機能が損なわれていないのです。

健全な身体構造が老化を遅らせる

柴犬の体型は、過度に短い鼻、過度に長い胴、過度に重い体重といった極端な形態を持ちません。

このバランスの取れた自然な体型は、骨格や内臓への機械的な負担が少なく、加齢による構造的な破綻を来たしにくいという利点があります。

例えば、短頭種のフレンチ・ブルドッグが平均寿命10.2歳、ゴールデン・レトリーバーが11.0歳であるのに対し、柴犬が15歳前後まで生きられるのは、この身体構造の健全性が大きく寄与しています。

遺伝的疾患の少なさ

幼少期を乗り越えた柴犬の生存曲線は、高齢期まで緩やかに下降します。

これは、特定の年齢で発症する致死的な遺伝病が少ないことを意味しています。もちろん柴犬にも緑内障やアトピー性皮膚炎など、遺伝的にかかりやすい病気は存在しますが、それらは命に直結するものではなく、適切な管理で長寿を妨げる要因とはなりません。

なぜ柴犬は長生きな犬種なのか?

柴犬の長寿性は、単なる偶然ではありません。

日本犬特有の体質と、長い歴史の中で培われた適応力が、その背景にあります。

日本の環境で育まれた適応力

柴犬は日本原産の犬種であり、国の天然記念物に指定されている6犬種の中で唯一の小型犬種です。

日本の四季がはっきりした気候、山岳地帯での狩猟生活、そして粗食に耐えうる生活環境の中で、柴犬は生存に有利な特性を進化させてきました。

かつての日本の食事は米、魚、野菜中心であり、現代のような高カロリーのドッグフードとは異なります。

こうした環境に適応した柴犬は、栄養を効率的に吸収しエネルギーに変換する能力を持っている可能性があります。

精神的にもタフな性格

柴犬は警戒心が強く、独立心旺盛で、我慢強い性格を持っています。

この精神的なタフさは、ストレスに対する耐性とも関係しています。

もちろん、過度なストレスは寿命を縮めますが、適度な環境変化に対応できる精神的な強さは、長生きに有利に働くと考えられます。

ただし、この我慢強さゆえに病気のサインを見逃しやすいという側面もあります。

飼い主が注意深く観察し、定期的な健康診断を欠かさないことが重要です。

柴犬を飼う上での覚悟については、柴犬は飼ってはいけない?後悔する前に知るべき7つの覚悟の記事でも詳しく解説しています。

柴犬の寿命を縮める3つの落とし穴

落とし穴寿命への影響対策
外飼い2〜4年短縮完全室内飼育への移行
肥満関節・心臓・糖尿病リスク増大理想体重の維持と運動
シニア期の見落とし病気の早期発見機会の喪失7歳から年2回の健康診断

①外飼いによるリスク

柴犬の寿命を決定づける後天的な要因の中で、最も影響力が大きいのが「飼育環境」です。

かつては番犬として庭で飼われることが一般的でしたが、現代の獣医学的エビデンスは完全室内飼育を強く推奨しています。

外飼いと室内飼いの決定的な寿命差

統計データおよび獣医師の臨床経験として、外飼いと室内飼いの間には明確な寿命の差が存在します。

  • 外飼いの平均寿命:12歳から14歳
  • 室内飼いの平均寿命:14歳から16歳以上

この2年から4年の差は、犬の寿命の約15パーセントから25パーセントに相当する重大な乖離です。

これは人間で言えば10年以上に相当する差と言えます。

なぜ外飼いは寿命を縮めるのか

外飼いが寿命を縮めるメカニズムは複合的です。

気候変動による身体的ストレス
日本の夏は高温多湿であり、気温35度を超える猛暑日は、二重被毛を持つ柴犬にとって過酷です。

熱中症リスクはもちろん、恒常的な体温調節へのエネルギー消費が心臓血管系に負荷をかけ続けます。

冬の寒さはある程度耐えられますが、高齢になると体温維持能力が低下し、寒冷ストレスが免疫力を低下させます。

感染症・寄生虫リスク
蚊が媒介するフィラリア症は、予防薬の投与漏れがあると外飼い犬で圧倒的にリスクが高まります。

また、重症熱性血小板減少症候群やバベシア症など、致死的な感染症を媒介するマダニへの曝露機会が常時存在します。

精神的ストレスと慢性炎症
柴犬は警戒心が強く、番犬適性が高い反面、縄張り意識が強い犬種です。

外飼いでは通行人、他の犬、猫、騒音に対して常に神経を尖らせ、警備モードにある時間が長くなります。

この慢性的な緊張状態はストレスホルモンの常時分泌を招き、酸化ストレスを増大させ、細胞の老化を加速させる要因となります。

昔は外で飼ってたという誤解

「昔は柴犬を外で飼っていたし、それで長生きしていた」という意見を耳にすることがあります。

しかし、これは生存バイアスです。

昔も短命で亡くなった犬は多数いましたが、そうした事例は記憶に残りにくく、長生きした個体だけが印象に残っているのです。

また、かつての日本は今ほど猛暑ではなく、交通量も少なく、マダニが媒介する新興感染症も存在しませんでした。

時代背景が異なる今、外飼いのリスクは確実に高まっています。

②肥満が引き起こす病気

肥満は万病の元という格言は、柴犬において特に重い意味を持ちます。

肥満は寿命を縮める最大の予防可能なリスク要因です。

柴犬の理想体重とは

柴犬の適正体重は、系統やタイプによって異なりますが、平均的な指標は以下の通りです。

性別・タイプ理想体重
標準的なオス9.0kg〜13.0kg(理想は10.5kg前後)
標準的なメス7.0kg〜11.0kg(理想は8.0kg前後)
豆柴4.0kg〜6.0kg

数値以上に重要なのが、ボディコンディションスコアです。

上から見てウエストのくびれがあり、脇腹を触った際に薄い脂肪の下に肋骨が容易に触れられる状態が理想です。

もし肋骨が触れにくい、あるいは全く触れないなら、それは肥満のサインです。

肥満が引き起こす具体的な病気

肥満は単に体が重いだけでなく、脂肪組織から慢性的な炎症性物質が分泌される病的な状態です。

関節疾患の悪化
柴犬は膝蓋骨脱臼や股関節形成不全のリスクを持つ個体がいます。

体重過多は軟骨の摩耗を加速させ、高齢期の歩行困難や寝たきりを早める直接的な原因となります。

10歳を超えてから体重を減らすのは難しいため、若いうちからの体重管理が重要です。

心臓・呼吸器への負担
首回りの脂肪が気管を圧迫し、呼吸機能を低下させます。

また、血液を全身に送る心臓のポンプ機能に過剰な負荷をかけます。

これは心不全のリスクを高め、寿命に直結します。

糖尿病・代謝疾患
インスリン抵抗性を高め、糖尿病リスクを増大させます。

糖尿病は失明や腎不全の原因となり、生活の質を著しく低下させます。

柴犬の死因ランキングから見る肥満の影響

ペット保険データによると、柴犬の死因ランキングは以下の通りです。

  1. 悪性腫瘍(ガン):約54パーセント
  2. 心臓病:約17パーセント
  3. 腎不全:約7パーセント

これらの疾患は、肥満によってリスクが高まることが知られています。

特に心臓病は、肥満が直接的な負担となります。

適正体重を維持することは、これらの死因に対する予防策の一つと言えるでしょう。

③シニア期の見落とし

柴犬の寿命が延びたことで、犬生の3分の1以上がシニア期となるケースが増えています。

10歳からが本当の勝負です。

この長い老後をいかに管理するかが、16歳、18歳に近づくための鍵となります。

シニア期の定義と身体の変化

一般的に、柴犬のシニア期は7歳から8歳から始まると定義されます。

年齢ステージ身体状態
7〜9歳プレシニア外見上の変化は少ないが代謝が落ち始め、口周りに白髪が出始める
10〜12歳シニア視力低下、散歩ペースダウン。腫瘍や腎臓病リスク急上昇
13〜15歳ハイシニア聴力低下、睡眠時間増加。認知症の初期症状が出始める
16〜18歳スーパーシニア介助が必要になることが多い。適切なケアで穏やかに過ごせる

定期検診をサボった代償

シニア期以降の健康診断は、病気の早期発見から、残された機能を守る維持管理へと目的がシフトします。

しかし、多くの飼い主が「元気そうだから大丈夫」と定期検診をサボってしまいます。

柴犬は我慢強い性格のため、体調不良を隠す傾向があります。

飲水量のわずかな増加は腎臓病の兆候ですが、飼い主が気づいた時には腎機能の3分の2が失われていることも珍しくありません。

血液検査で早期に発見できれば、食事療法や投薬で進行を遅らせることができます。

認知症と腎臓病の早期発見が分かれ目

日本犬、特に柴犬は、洋犬に比べて認知症の発症率が有意に高いことが知られています。

これは身体が丈夫で長生きするため、脳の老化が先に顕在化するという側面もあります。

主な症状として、同じ場所をぐるぐる回る旋回運動、狭い場所に挟まりたがる、昼夜逆転、理由のない夜鳴き、トイレの失敗などがあります。

名前を呼んでも反応が鈍いなどの兆候を単なる老化と片付けず、早期にサプリメントや投薬を開始することで進行を緩やかにできます。

また、慢性腎臓病は柴犬の死因として非常に多く、初期症状が乏しいため、定期検査なしには発見が難しい病気です。

7歳以降は年2回の血液検査が強く推奨されます。

柴犬に最期まで元気でいてもらうための5つの秘訣

秘訣具体的アクション期待効果
体重管理理想体重の維持、おやつ制限関節・心臓疾患の予防
室内飼いエアコン管理、ストレス軽減寿命2〜4年延長の可能性
健康診断7歳から年2回の血液検査病気の早期発見
適切な運動年齢別の散歩時間調整筋力維持、認知症予防
早期治療些細な変化も見逃さない観察重症化の回避

①体重管理を徹底する

長生きのための最も基本的で、最も効果的な秘訣は体重管理です。

シニアになると運動量が減るため、若い頃と同じカロリーを与えていると必然的に肥満になります。

理想体重の見極め方

体重計の数値だけでなく、目視と触診で判断することが重要です。

  • 上から見てウエストのくびれがはっきり見える
  • 横から見て腹部が吊り上がっている
  • 脇腹を触ると薄い脂肪の下に肋骨が触れる

これらの条件を満たしていれば、体重が標準範囲より少し軽くても問題ありません。

逆に、標準範囲内でも肋骨が触れにくければ、それは太りすぎです。

おやつの与え方ルール

おやつは愛情表現の一つですが、与えすぎは禁物です。

1日の総カロリーの10パーセント以内に抑えることが推奨されます。

また、おやつを与えたら、その分だけ食事を減らす必要があります。

人間の食べ物を与えるのは避けましょう。塩分や糖分が多く、犬にとっては高カロリーです。

特にチョコレートやぶどうなど、犬に有毒な食品もあるため、注意が必要です。

②室内飼いに切り替える

既に述べた通り、室内飼いと外飼いでは寿命に2年から4年の差が出ます。

もし現在外飼いをしているなら、今すぐにでも室内飼いに切り替えることを強く推奨します。

シニア期は特に重要

若い頃は外飼いでも耐えられたとしても、シニア期になると体温調節能力が低下します。

夏の暑さ、冬の寒さは、高齢犬にとって命取りになりかねません。

特に10歳を超えたら、完全室内飼育への移行は必須です。

エアコン管理の具体策

室内飼いの利点を最大限に活かすには、エアコンによる温度管理が重要です。

  • 夏:26度から28度、除湿モードも活用
  • 冬:20度から22度、床暖房や毛布も併用
  • 留守番中も温度管理を怠らない

特に夏場、ケチって冷房を切ると熱中症のリスクが高まります。

電気代をケチって愛犬の命を危険にさらすのは本末転倒です。

③7歳からの健康診断は必須

7歳以降の健康診断は、年2回が強く推奨されます。

犬の半年は人間の2年から3年に相当するため、1年の空白は病状を進行させるのに十分すぎる期間です。

血液検査で分かること

血液検査では、以下のような重要な情報が得られます。

  • 腎機能:BUN、クレアチニン、SDMA
  • 肝機能:ALT、AST、ALP
  • 甲状腺機能:T4
  • 血糖値:糖尿病の早期発見

特に腎臓の数値は重要です。

腎臓は一度機能を失うと回復しないため、早期発見が生死を分けます。

年2回推奨の理由

多くの飼い主は「去年の健康診断で問題なかったから大丈夫」と考えがちですが、これは危険な思い込みです。

特に10歳を超えると、病気の進行速度は予想以上に速いものです。

春と秋の年2回、フィラリア予防やワクチン接種のタイミングに合わせて血液検査を受けることで、早期発見の機会が2倍になります。

この習慣が、16歳、18歳まで生きる柴犬の共通点です。

④柴犬に合った運動量を保つ

適度な運動は、筋力維持、肥満予防、ストレス解消、そして認知症予防にも効果があります。

しかし、年齢に応じた運動量の調整が必要です。

年齢別の散歩時間

年齢1回の散歩時間頻度ポイント
成犬(1〜6歳)30〜40分1日2回しっかり運動させる
プレシニア(7〜9歳)20〜30分1日2回ペースを落とし気味に
シニア(10〜12歳)15〜20分1日2回無理をさせない
ハイシニア(13歳以上)10〜15分体調に応じて庭や室内での軽い運動も

筋力維持の重要性

シニア期になると、筋肉量が急速に減少します。

筋肉が減ると、立ち上がりや歩行が困難になり、寝たきりのリスクが高まります。

散歩は単なる排泄のためだけでなく、筋力維持のための重要な時間です。

また、散歩中の嗅覚刺激や、新しいルートを歩くことは、脳への刺激となり認知症予防にも繋がります。

天候が悪い日でも、室内で軽く体を動かす工夫をしましょう。

⑤早期発見・早期治療の意識

柴犬は我慢強い性格のため、体調不良を隠す傾向があります。

飼い主が些細な変化も見逃さないという意識を持つことが、早期発見には不可欠です。

16歳まで生きる柴犬の共通点

16歳を超えて生きる柴犬に共通しているのは、以下のような環境です。

  • 完全室内飼育
  • 適正体重の維持
  • 定期的な健康診断
  • 飼い主の高い健康意識
  • 信頼できるかかりつけ医との関係

特に最後の2点は見落とされがちですが、非常に重要です。

飼い主が愛犬の健康に対して高い意識を持ち、些細な変化にも気づくこと。

そして、何かあったときにすぐ相談できるかかりつけ医がいることが、長寿の秘訣です。

かかりつけ医との信頼関係

普段から定期的に通院していると、獣医師も愛犬の平常時の状態を把握しています。

そのため、異変があったときに「いつもと違う」という判断ができます。

逆に、具合が悪くなってから初めて訪れる病院では、その犬の正常な状態が分からず、診断が遅れることがあります。

7歳からの年2回の健康診断は、病気の早期発見だけでなく、かかりつけ医との信頼関係を築く機会でもあるのです。

柴犬の長寿を実現するために今日からできること

  • 柴犬の平均寿命は14.6歳から14.8歳、中央値は15.7歳と全犬種の中でも長寿な部類
  • ギネス記録26歳のプースケや18歳のかぼすちゃんの事例から、適切なケアで18歳超えも可能
  • 柴犬はオオカミに近い基底犬種で、過度な品種改良を受けていないため遺伝的に強健
  • 外飼いは室内飼いより2年から4年寿命が短くなるため、完全室内飼育が必須
  • 気温変化、寄生虫、慢性ストレスが外飼いの主なリスク要因
  • 肥満は関節疾患、心臓病、糖尿病のリスクを高め、寿命を縮める最大の予防可能要因
  • 柴犬の死因第1位はガン、第2位は心臓病、第3位は腎不全
  • 10歳以降がシニア期の本番で、この時期の健康管理が16歳への到達を左右する
  • 柴犬は日本犬特有の認知症リスクが高く、DHA摂取や刺激維持が予防に有効
  • 7歳からの年2回の健康診断で腎臓病や腫瘍を早期発見できる
  • 理想体重の維持には肋骨が触れる程度の体型を維持し、おやつは1日の総カロリーの10パーセント以内に
  • エアコンによる温度管理で夏26度から28度、冬20度から22度を維持
  • 年齢に応じた運動量の調整で筋力を維持し、寝たきりを防ぐ
  • 我慢強い柴犬の些細な変化も見逃さない観察力が早期発見の鍵
  • 16歳まで生きる柴犬の共通点は、室内飼い、適正体重、定期検診、かかりつけ医との信頼関係

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