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ペキニーズを飼って後悔した理由7選!抜け毛・臭い・短命の飼育リアル

ペキニーズ

ペキニーズを飼って後悔した、という声が絶えません。

ふわふわのたてがみ、どこか哲学者のような澄ました顔。

そのビジュアルに一目惚れして迎えた飼い主ほど、現実とのギャップに愕然とすることが多いのです。

毎日うず高く積もる抜け毛、顔のシワから漂う独特の臭い、そして「呼んでも来ない」頑固すぎる王様気質……。

この記事では、ペキニーズの後悔につながりやすい7つの理由を飾らずお伝えします。

臭いや抜け毛といった日常の悩みから、短命リスクや高額な医療費まで、飼育のリアルを丸ごと公開します。

  • ペキニーズを飼って後悔する7つの具体的な理由
  • 抜け毛・臭い・しつけ…実際の飼育現場のリアルな実態
  • 短命・医療費リスクを含む覚悟すべき経済的負担
  • 後悔しないために知っておくべき日常ケアと環境管理

ペキニーズを飼って後悔した…リアルな理由7選

「かわいい犬だとは聞いていたけど、こんなに大変だとは思わなかった」。

ペキニーズ飼い主の体験談に、こうした言葉が繰り返し登場します。

ここでは、後悔につながりやすい7つの理由を一つひとつ丁寧に解説します。

抜け毛の量が「想像の3倍」だった件

ペキニーズを飼い始めてまず驚くのが、抜け毛の圧倒的な量です。

ペキニーズはダブルコート(二重被毛)の犬種です。

外側の硬く長い「アウターコート」と、皮膚に密生した柔らかい「アンダーコート」の二層構造になっており、この厚みのある被毛が一年中抜け続けます。

換毛期は年2回、それぞれ約1〜1.5ヶ月続く

特に激しいのが、春(4〜6月頃)と秋(9〜11月頃)に訪れる換毛期です。

この時期、アンダーコートが一斉に脱落します。しかも抜けた下毛は床に落ちるのではなく、上毛の間に絡まって残る性質があるため、ブラッシングを怠ると瞬く間に毛玉(フェルト状の塊)を形成してしまいます。

毛玉は皮膚の通気性を著しく低下させ、後述する臭いや皮膚炎の直接的な引き金にもなります。

他の小型犬との抜け毛量の比較

犬種被毛構造換毛期抜け毛の量管理の特徴
ペキニーズダブルコート年2回極めて多い毎日のブラッシングが必須。毛玉化しやすい
トイプードルシングルコートなしほぼなし抜け毛は少ないが定期トリミングが必要
チワワ(ロング)ダブルコート年2回多い体表面積が小さいので管理は比較的容易
ポメラニアンダブルコート年2回多いペキニーズと同様に通気性確保が課題

飼い主たちの体験談を見ると、「1日何度掃除機をかけても、部屋の隅に毛玉が吹き溜まりになる」「黒い服を着て抱っこするのは実質不可能」という声が後を絶ちません。

換毛期には1日2回のブラッシングを行っても追いつかないケースがあると、トリマーや獣医師は口を揃えます。

スリッカーブラシで根元からアンダーコートを掻き出し、コームで仕上げるという専門的な技術が、ほぼ毎日求められるのです。

これを過小評価したまま飼い始めた初心者が、早期に後悔を抱える大きな理由のひとつになっています。

顔のシワが臭う…毎日のケアが意外とキツい

ペキニーズが「体臭が強い」と言われる背景には、単なる不衛生ではなく、この犬種特有の解剖学的構造が深く関わっています。

臭いの発生源は主に4つ

ペキニーズの臭いは、以下の4つの部位から発生します。

発生源メカニズム
顔のシワ(ヒダ)涙・皮脂・食べカスが蓄積し、細菌・真菌が繁殖。脂っぽく酸っぱい独特の臭いを発生させる
口周り(アンダーバイト)下顎が突出した構造により、よだれが口外に漏れやすく被毛が常に湿潤状態になり酸化臭が発生
肛門腺運動量が少なく筋力が弱いため自力排出が困難。魚の腐敗臭に例えられる強烈な臭いになりやすい
アンダーコートの蒸れ厚いダブルコートが熱と湿気を閉じ込め、皮脂の酸化を促進。全身の体臭を底上げする

飼い主の体験談では、「シャンプーして数日しか経っていないのに、顔を近づけるとツンとした脂臭さを感じる」「シワの間からチーズが腐ったような耐え難い臭いがする」という表現が頻出します。

臭い対策の核心は、シャンプーではなく「毎日のシワの拭き取り」にあります。

ペット用ウェットシートや生理食塩水を含ませたコットンで、1日1〜2回シワの奥まで丁寧に拭き取ることが獣医師から推奨されています。

ただし、拭き取った後に乾いたコットンで水分を完全に除去することが重要です。

湿ったまま放置すると、逆に菌の繁殖を助けてしまいます。

全身のシャンプーは月1〜2回が目安です。

過度な洗浄は皮膚バリアを担う皮脂まで洗い流してしまい、かえって皮脂の過剰分泌を招いて臭いが悪化する、という悪循環に陥ることがあるため注意が必要です。

頑固すぎて、しつけが全然通らない

「呼んでも来ない」「何度言っても同じ場所でトイレを失敗する」——ペキニーズのしつけに挫折した飼い主が口にする言葉です。

「王様気質」はれっきとした歴史的背景がある

ペキニーズは中国の清朝において、皇帝や皇族だけが所有を許された神聖な宮廷犬として交配されてきた歴史を持ちます。

牧羊犬や猟犬が「人間の指示に従って作業する」ことを目的に育種されたのとは対照的に、ペキニーズに求められたのは「威厳を持って膝の上に鎮座すること」だけでした。

その結果、人間に媚びる「服従心」や「作業意欲」が遺伝的に極めて希薄になっています。

彼らは指示を理解していないのではなく、理解した上で「従う合理的な理由がない」と判断して動かないのです。

これが「頑固」と言われる本質です。

初心者がつまずきやすい2大シーン

動物行動学者やプロのドッグトレーナーの多くが、ペキニーズの訓練難易度を高く評価しています。

特に初心者が手を焼くのが次の2つの場面です。

ひとつ目はトイレトレーニングです。

自分の縄張り意識や気分を優先するため、人間が指定した場所を「絶対的なルール」として受け入れるまでに、想像以上の時間を要します。

ふたつ目は「マテ」や「オイデ」などの基本コマンドです。

気分が乗らなければ無視を貫きます。

これは緊急時に制止できないという安全上のリスクにも直結します。

しつけがうまくいかず、焦って体罰や強い叱責に頼ると、ペキニーズは強い反発心を抱き、噛み癖などの深刻な問題行動に発展しやすいため、注意が必要です。

訓練性ランク犬種例傾向
高い(服従型)トイプードル、パピヨン人を喜ばせる意欲が強く、コマンド習得が早い
中程度(愛玩型)チワワ、ポメラニアン自我はあるが報酬を使ったトレーニングへの反応は良好
低い(自立型)ペキニーズ、シーズー独立心が高く自分の意志を優先。強制には強く反発する

対等なパートナーシップに基づく動機づけが、ペキニーズのしつけを成功させる唯一の鍵です。

焦らず、根気よく、ご褒美を活用した正の強化トレーニングを継続することが求められます。

「気持ち悪い」と言われる場面が意外と多い…

インターネットの検索予測やSNSには、ペキニーズに向けられた「気持ち悪い」「ブサイク」というワードが散見されます。

これは外見と呼吸音の組み合わせが、非飼い主に独特の違和感を与えるためです。

短頭種特有の外見的特徴

ペキニーズは人為的な選択交配の結果、頭蓋骨が極端に短縮されています。

鼻腔が極めて短く、鼻先が両目の間に陥没したような平坦な顔面になっています。

また眼窩(眼球が収まる骨の窪み)が浅いため、眼球が前方へ大きく突出しています。

少し視線を動かすだけで白目が見えやすく、常にギョロギョロしているような強い印象を与えます。

さらに下顎が上顎よりも前方に突出する「アンダーバイト(受け口)」が標準的で、口を閉じていても下の前歯が見えている個体も少なくありません。

呼吸音への反応

気道が極端に狭いため、興奮時や軽い運動後でも「グーグー」「ブーブー」という豚の鳴き声に似た呼吸音を発します。

睡眠時には人間のような大きないびきをかき、「逆くしゃみ」と呼ばれる発作的な症状も高頻度で起こります。

この視覚と聴覚の両方への刺激が組み合わさることで、非飼い主には「苦しそうで見ていられない」「不気味だ」という印象を与えることがあります。

一方で、熱狂的な愛好家にとってはこれらすべてが「ブサカワ」という独自の美学で絶賛される魅力になります。

同じ特徴でも評価が真逆に分かれるのがペキニーズという犬種の面白いところです。

ずんぐりとした短い四肢でボディを左右に揺らして歩く独特の「ローリング歩様」と、ライオンのたてがみを彷彿とさせる胸毛のゴージャスさが、深い愛着を生む要因になっています。

夏の暑さ管理が大変すぎた…

ペキニーズの飼育で、最も直接的に生命の危機に直結するのが「暑さ」への極度な脆弱性です。

これは単に暑がりな個性ではなく、解剖学的な機能不全から来る深刻なリスクです。

短頭種気道症候群(BOAS)とは

短頭種気道症候群(BOAS: Brachycephalic Obstructive Airway Syndrome)は、短頭種に特有の先天的な気道構造の異常の総称です。

獣医師監修の専門情報(peco-japan.com)によると、ペキニーズはBOASが非常によく見られる犬種として筆頭格に位置づけられています。

犬は主にパンティング(浅く速い呼吸)で体温を調節しますが、ペキニーズはBOASによる気道抵抗が慢性的に大きいため、パンティングで十分な換気ができません。

それどころか、呼吸筋を過剰に働かせることでかえって体温が上がり、さらに呼吸が苦しくなるという致命的な悪循環を抱えています。

夏の管理で守るべき基準

項目推奨基準
室内温度設定24〜26℃(湿度50%前後)を24時間維持
夏の散歩時間帯深夜(22時以降)または早朝(5時台)に限定
散歩時の装備保冷剤入りクールネックを装着し深部体温の上昇を防ぐ
留守番中のリスク対策エアコン故障に備え、スマートリモコンやIoT見守りカメラを導入

初夏(5〜6月)や夏の夕方に、たった10〜15分の散歩で呼吸困難に陥り救急搬送されるケースが後を絶たないと、獣医師は警鐘を鳴らしています。

エアコンが止まった状態で留守番させることは、ペキニーズにとって命取りになり得ます。

一人暮らしや共働き家庭では、インフラ整備への投資を惜しまないことが前提条件となるほど、環境管理の重要度が高い犬種です。

目や呼吸器の病気で、医療費が想定外にかかった

ペキニーズを飼って後悔する理由の中で、飼い主を最も追い詰めるのが「医療費」の問題です。

一般的な小型犬では想定しないような高額な治療が、若いうちから必要になるケースが珍しくありません。

ペキニーズがかかりやすい主要疾患

疾患名特徴・リスク費用目安
BOAS(短頭種気道症候群)進行前の予防的な外科治療が推奨される軽度数万円〜、複合手術で15〜30万円超
椎間板ヘルニア軟骨異栄養犬種のため若齢から発症リスクが高い。重症化で下半身麻痺にMRI・手術・入院で約30万円程度
眼球突出・角膜潰瘍眼窩が浅く眼球が突出。散歩中に草が触れるだけで角膜に深い傷がつくことも1回5,000〜1万円程度(通院が長期化しやすい)
皮膚疾患(マラセチア・膿皮症)シワの蒸れが慢性的な皮膚炎につながりやすい継続的な通院・投薬(完治しにくく累積コストが膨らむ)

一般的な小型犬の年間医療費は平均的に数万円程度とされていますが、ペキニーズの場合は外科手術の発生率が高く、この水準を大幅に上回る可能性があります。

ペキニーズのペット保険を解説しているmoffme.comの情報でも、椎間板ヘルニアやBOASを補償するフルカバー型保険への加入が強く推奨されています。

ペキニーズにとってペット保険は「あれば安心」ではなく「ないと危ない」レベルの必需品です。

保険料は年間5〜10万円程度を見込んでおく必要があり、この固定費を含めた家計計画を立てた上で迎えることが大切です。

思ったより短命で、心の準備ができていなかった

「ペキニーズ 短命」と検索する人の多くは、すでに愛犬への深い情が生まれており、別れへの恐怖を抱いています。

その不安は、正直なところ完全には否定できません。

他の小型犬との寿命比較

min-breeder.comの情報によると、ペキニーズの平均寿命は13.2歳とされており、一般的には12〜15歳程度と推計されています。

犬種平均寿命の目安主なリスク要因
トイプードル約14〜16歳遺伝性疾患による若齢死リスクが比較的低い
チワワ約14〜16歳心疾患リスクはあるが総じて長生きする個体が多い
ペキニーズ約12〜15歳呼吸器・神経系の重篤疾患による突然死リスクあり。個体差が大きい
シーズー約13〜15歳ペキニーズと同様の短頭種・軟骨異栄養種リスクを抱える

平均値だけ見れば「標準的」に映りますが、問題は個体差の大きさです。

BOASの悪化で睡眠時に慢性的な低酸素状態が進み急性心不全を起こすケースや、椎間板ヘルニアによる下半身麻痺から肥満・気道悪化という「負の連鎖」に陥るケースでは、平均を大きく下回る年齢での別れを余儀なくされることもあります。

長寿個体に共通するのは、若齢期からの徹底した先制医療と体重管理、そして24時間の温湿度管理です。

運命を受け入れるだけでなく、できる限り長く健康でいてもらうための日々の積み重ねが、飼い主に求められます。

ペキニーズって実際どんな性格なの?飼う前の誤解と本音

「なつかない」「冷たい」と言われることもあるペキニーズですが、それは性格の本質を誤解しているだけかもしれません。

飼う前に知っておきたいリアルな気質と、日常生活への影響を整理します。

「なつかない」は本当?…王様気質の正体

ペキニーズが「なつかない」と感じられるのは、飼い主への愛情が薄いのではなく、愛情の表現方法が他犬種と異なるためです。

トイプードルのように「常に人間のそばで承認を求める」タイプではなく、自分のペースで近づいてきて、気が向いたときにそっと膝の上に乗ってくる——そんな猫に近い自立したスタイルを好みます。

依存しないからこそ、一緒にいる時間の特別さが際立つと、長年の飼い主たちは言います。

「いつでも来い」と構えてくれる飼い主には、深い信頼を寄せるようになります。

逆に、構いすぎたり感情的に接したりすると心を閉ざします。

距離感を大切にしながら付き合える人との相性が、特に良い犬種です。

ペキニーズの散歩はどのくらい必要?運動量の意外な実態

ペキニーズの散歩は「少なくていい犬種」と思われがちですが、ゼロでよいわけではありません。

適切な量があります。

獣医師やドッグトレーナーが推奨するのは、1日1〜2回・各15〜20分・距離にして1km前後が目安です。

散歩の主目的は「身体を疲弊させること」ではなく、外気を嗅いで外部刺激を受けることによる精神的なリフレッシュ(嗅覚刺激によるストレス発散)に置かれます。

以下の運動は、ペキニーズには禁忌とされています。

禁忌の運動理由
長時間のランニング・ダッシュ呼吸器に急激な負荷がかかり、チアノーゼや虚脱リスクがある
ジャンプ・階段の昇降背骨への瞬間的な圧力が椎間板ヘルニアを誘発する最大の原因
首輪での引っ張り合い気管を直接圧迫し気管虚脱を進行させる。ハーネス着用が必須

運動不足は肥満を招き、気道をさらに圧迫して病気を悪化させます。

かといって運動させすぎも禁物という、非常にデリケートなバランス管理が求められます。

留守番は得意?それとも分離不安になりやすい?

精神的な観点では、ペキニーズは「一人でいることが比較的得意な犬種」です。

宮廷犬としての自立心の高さから、飼い主への過度な依存心が低く、一人で静かに過ごすことをそれほど苦にしません。

トイプードルやチワワのように、飼い主の姿が見えなくなると吠え続けたり自傷行為に走ったりする分離不安の発症リスクは、専門家の評価では相対的に低いとされています。

ただし、前述した「暑さへの脆弱性」が問題です。

夏場の留守番中にエアコンが故障した場合、帰宅時には手遅れになっているリスクが非常に高い。

精神的には留守番できても、物理的な環境管理が整っていない家庭での長時間留守番は命の危険に直結します。

外部から室温を確認・操作できるスマートリモコンやIoT見守りカメラの導入は、一人暮らし・共働き家庭でペキニーズを飼うなら必須の投資です。

ペキニーズが「売れ残り」になりやすいのには理由がある

ペキニーズはかつて中国皇帝に寵愛された歴史を持ちながら、現代の日本ではペットショップで売れ残りになりやすい犬種でもあります。

その背景には、市場と品種の特性が絡み合った構造的な理由があります。

人気犬種に押されて見落とされがちな現実

ペキニーズはトイプードルやチワワのような爆発的なブームを起こすことはないものの、固定化された強固な愛好家コミュニティを持ち、一定の需要を維持し続けています。

一方で、ペットショップの店頭では売れ残りになりやすい傾向があります。

その理由は主に二つです。

ひとつは外見の好みの極端な分断です。

アンダーバイトや眼球突出が目立つ個体は、「可愛らしい子犬」を求める一般的な購買層に敬遠されることがあります。

もうひとつは良心的な店舗における詳細なリスク説明です。

適切な販売店では「毎日のシワのケア」「24時間の温度管理」「将来的な高額な医療費リスク」を必ず購入者に説明します。

この現実を知った時点で、安易な癒やしを求めていた初心者が購入を諦め、結果として店舗に残るのです。

これは逆説的に、良心的な販売が売れ残りを生む構造を示しています。

また、ペキニーズは帝王切開が基本の繁殖となるため、生体価格が比較的高く(オスで約21万円、メスで約25万円前後が相場)、衝動買いされにくいという側面もあります。

過去に一部の芸能人がペキニーズを愛犬として公言したことで、一時的に注目が集まる場面もありましたが、ブームは長続きしませんでした。

継続的な人気を得られない理由は、この犬種の飼育難度の高さに集約されます。

里親・子犬の譲渡で迎えるという選択肢

保護犬や譲渡団体においてペキニーズが占める割合は決して少なくありません。

飼育放棄される主な理由は、この記事で紹介してきたリスク要因がそのまま直結しています。

若齢での椎間板ヘルニアやBOASの発症による経済的な行き詰まり、頑固な性格への対応に疲れ果てた飼い主、日常ケアを放棄して全身が毛玉に覆われた状態でレスキューされるケースなど——保護される理由のほとんどが「事前のリサーチ不足」に起因しています。

譲渡で迎える場合、すでに性格が形成された成犬であることが多く、その子の個性を受け入れる覚悟が一層必要になります。

しかしその分、迎える前に性格や健康状態を確認できるというメリットもあります。

ペットショップだけが選択肢ではないことを知っておいてください。

ペキニーズと後悔せず暮らすために…覚悟すべき3つのこと

ここまで読んで「それでも飼いたい」と思えるなら、あなたには覚悟の素地があります。

最後に、後悔しない飼い主になるために必要な3つのことを正直にお伝えします。

医療費と老後ケアの現実(覚悟なき人は無謀です)

ペキニーズを迎えるということは、高額な医療費と長年向き合う覚悟を持つということです。

BOASや椎間板ヘルニアは若齢から発症し得る疾患であり、一度の手術で30万円規模の費用が発生するリスクがあります。

眼科疾患や皮膚疾患は完治しにくく、生涯にわたって通院が続くケースも珍しくありません。

こうした費用は「もしもの話」ではなく、多くの飼い主が実際に経験していることです。

椎間板ヘルニアやBOASをカバーするフルカバー型のペット保険に、迎えた直後から加入することが最低条件です。

年間保険料を含めた年間コストを事前にシミュレーションし、家計に余裕がある状態で迎えることを強くおすすめします。

抜け毛・臭いと長く付き合うための日課

ペキニーズのケアは「慣れ」よりも「仕組み化」が重要です。

毎日の小さなルーティンが、臭いや毛玉のトラブルを防ぎます。

頻度ケア内容
毎日(1〜2回)スリッカーブラシ+コームによる全身ブラッシング、顔のシワの拭き取り(拭いた後は乾燥させること)
週1〜2回耳の内側の確認・汚れの拭き取り、歯磨き
月1〜2回全身シャンプー(過度な洗浄は皮脂バリアを壊すため注意)、肛門腺の絞り(動物病院またはトリミングサロンにて)
定期的(年1〜2回)健康診断(呼吸器・眼科・背骨のチェック)、ワクチン接種

換毛期(春と秋)は1日2回のブラッシングが必要になる場合もあります。

これを苦に感じる人には、正直な話、ペキニーズとの生活は向きません。

逆に、このグルーミングタイムを「犬との対話」として楽しめる人には、深い絆が生まれる時間になります。

それでも「飼ってよかった」と言える人の共通点

ここまで読んで、ペキニーズの大変さは十分に伝わったと思います。

それでも、ペキニーズと暮らす飼い主の多くが「手放せない」「次もペキニーズがいい」と言います。

飼ってよかったと感じている人に共通するのは、大変さを「想定の範囲内」にしている点です。

毎日の抜け毛掃除もシワの拭き取りも、最初から「これが生活の一部」として受け入れている。

医療費も「想定コスト」として家計に組み込んでいる。

覚悟が現実に追いついているから、後悔が生まれないのです。

そしてもうひとつ。

ペキニーズが気分の乗ったときにだけ近づいてきて、膝の上でドッシリと構えている——その「自分から選ばれた」感覚は、何物にも代えがたい喜びだと言います。

尻尾を振って無条件に飛びついてくる犬も愛おしいですが、「この人だから来た」という意思を持った犬の信頼は、また別次元のものです。

覚悟した人だけが味わえる絆が、ペキニーズにはあります。

この記事を読んで不安が増したなら、それは正しいセンサーが働いている証拠です。

逃げずにその不安と向き合ってから、迎える判断をしてください。

ペキニーズを飼う前に知っておきたいこと、全部まとめました

  • ペキニーズはダブルコートで抜け毛が極めて多く、春・秋の換毛期には1日2回のブラッシングが必要になることがある
  • 顔のシワには涙・皮脂・食べカスが蓄積しやすく、1日1〜2回の拭き取りを行わないと独特の強い臭いが発生する
  • 中国宮廷犬としての歴史から服従心が遺伝的に希薄で、しつけの難易度は小型犬の中でも高い部類に入る
  • 眼球突出・受け口・平坦な顔面という外見と異常な呼吸音が、非飼い主から「気持ち悪い」と評されることがある
  • 短頭種気道症候群(BOAS)により体温調節が苦手で、気温25℃以上の環境は命に関わるリスクがある
  • 夏場は24〜26℃の室温を24時間維持することが原則で、エアコン故障は致命的なリスクになる
  • BOAS・椎間板ヘルニア・眼球突出など外科手術が必要な疾患にかかりやすく、一度の治療で30万円超になることがある
  • ペット保険への加入は「あれば安心」ではなく「ないと危ない」レベルの必需品と考えるべき犬種
  • 平均寿命は12〜15歳(平均13.2歳)で、他の小型犬(トイプードル・チワワ)より短い傾向にある
  • 1日の散歩は15〜20分・1km前後が目安で、ダッシュやジャンプは呼吸器・関節への負担から禁忌とされている
  • 精神的な分離不安リスクは比較的低いが、夏場の留守番は環境管理の整備なしには生命リスクを伴う
  • ペットショップで売れ残りになりやすい背景には、外見の好みの分断と良心的なリスク説明による購入断念がある
  • 保護犬・譲渡犬として手放されるケースも多く、その多くが「飼育前のリサーチ不足」に起因している
  • 覚悟を持って迎えた飼い主は「次もペキニーズがいい」と言う。自分から選ばれる深い絆がこの犬種の最大の魅力

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